共に成長をするってこと
どこまで教えてあげるのがベストなのか
いままでに無い経験だと目安がわからないわけで。
漠然とした不安
最近、自分の担当している仕事の領域に、例の新人君を入れてあげてくれってことで、一緒に進行することになった。
まぁ優秀ですよ。こっちが1言えば10動いてくるくらい、レスポンスはいいし、考えてくる。
やっぱり優秀な奴というのはそこらへんのスキルが高いんだなぁ‥
なんて自分の入社当時と比較してみて驚きが大きい。
仕事に対して不真面目な私ですら、モチベーションとか、仕事に対する姿勢とかは意識していたけれども、それ以上に非常に優秀だ。
と、ここで不安になってくるのが
正しい指導をしてあげているのか?
という点なのだ。
どこまで密に接してあげるのか?
どこまで言ってあげて、どこから自分で気づいてもらうのか。
どこまで手を差し伸べて、どこから突き放すのか。
問題児として常々手を差し伸べ続けられてきた自分としてはその塩梅が非常に難しい。
自分の中でその加減の物差しが中々決められない。
あまり自分のがしゃしゃり出ても、今回の「一緒に進行する」というミッションの意味もない。
日本剣道形で考える「指導」のあり方
剣道型には先に技を仕掛ける打太刀とその技を応じて打つ仕太刀というポジションがある。
一見、技を応じる方が高度なテクニックが必要になりそうなので、
打太刀=非熟練者=弟子
仕太刀=熟練者=師匠
と考えられがちなのだが、実はその逆になっている。
師匠がわざわざ弟子に打たせてあげる為に先に仕掛けるのが日本剣道形のにおける打太刀の役割なのだ。
師匠が弟子に打たれる為に先に仕掛ける。
しかも中途半端だと応じにくいから全力で打ちにいくのだ。
なるほど。
実際、僕と新人君は師弟関係ではないけど今の仕事の領域では、そう言っても過言ではない。
全力で後輩に接してやろう。質問にも全力で返してやろう。勿論、突っ込みどころを用意してあげて。
気づかなかったら教えてあげよう。そうやって育てていこう。最終的に僕の指導に対して糞生意気な言葉を返してこれる位になるまで。
そうすればきっとお互いに何かしら成長ができたと言えると思うから。