接客業の真髄を見た
気持ちのいい接客は気分がいい
モスバーガーに行ったんですよ
モスバーガーに行ったんですよ。
あの、できたてを売りにしているモスバーガー。
レジがセルフになってたりして 「はえ~近代化だ~」なんて思って
You Tube見ながら席で出来上がるの待ってたんだけど、
バイトの可愛い女の子がこちらめっちゃ見てんのよ。
あ、おじさんに見とれてるのかなぁなんて思ってたらツカツカツカーってこっち来て言うわけ。
「スパイシーモスバーガー『ダブル』ですよね」って。店内に響く大きな声で。
恥ずかしい。羞恥プレイか?心なしか隣の席のカップルとカウンターで持ち帰り待ちしている家族の視線が痛い。
「あのおっさんあんな腹してダブルかよ。いやあの腹だからダブルなんだな」ってな具合の心の声が聞こえてくる。
あまりに焦った僕ちゃんは「へぇ」なんてYESともNOとも取れない返事をしてしまった。
やっぱりわからなかったんだろうね。バイトちゃんは「レシート見せてもらえますか?」って聞いてきた。
ここでジェントルにきれいにたたまれたレシートを出すべきだったんだけど、時既に遅し。
手元からクシャクシャになったレシートを手渡す。
バイトちゃんは「あちゃー」って顔をしてる。どうやら伝票うち間違えて「スパイシーモスバーガー」になってたらしい。
再調理も面倒臭いのでそのままスパイシーモスバーガーにしてもらった。追加料金払いに行くのが面倒だってのは秘密。
セットに輝く黄金のパティ
ピピピってアラームがなったので受け取り口にセットを取りに行く。
前は席まで持ってきてくれたけど、こういったところも削減化されてるんだなぁって考えながら受け取ろうとすると、
バーガーを包んでいるつつみからパティが2つほど「こんにちは」している。
おい、まて、パティは1つのはずでは?なぜ2つこんにちはしているんだ??これ追加料金払うんか?
「あれ、これパティ2つですけど…」正直に店員さんに話すと
「僕には1つのパティしか見えませんねぇ」
うそやん。絶対パティ2つあるぞ。てかあれか。作り直すの面倒なんか?
動揺を隠せないでいると
「気にしないでください。お客様は何も問題ありません。」
神か?接客業の神か?心なしかスゲードヤ顔している気もする。
「お客様は」に引っかかる部分はあるがこの善意は受け取るべきだ。
「なんでパティが2つなんだ!」ってキレる人いないでしょ?
いやーこんなこともあるんだねぇ。
熱々のスパイシーモスダブルバーガーをササッと胃の中に入れ、お店を気持ちのいい気分で去ることが出来たのであった。
モスバーガー本部のみなさーん、モスバーガー○○○○店の○○さんの接客めっちゃ素晴らしかったですよ~
<アウトプット25分>